【第1回目講座】全国のローカルビジネス事例研究

2025年10月18日、第1回目の講座では、株式会社第一プログレス 代表取締役社長/TURNSプロデューサーの堀口正裕氏を講師にお迎えしました。

堀口氏は、雑誌『TURNS』の立ち上げをはじめ、都市と地域をつなぐ数多くの企画を手がけてこられました。
今回は、「全国のローカルビジネス事例」をテーマに、地域で仕事を続けていくためのヒントや、現場で感じてきたリアルなお話を伺いました。

■ 地方創生は「人と人の関係づくり」から
「地方創生の本質は人間関係にある。補助金でも制度でもなく、信頼を築くことがすべての出発点です。」
穏やかな口調の中に、確かな実感をもって語られた堀口正裕氏の言葉。
30年以上にわたり全国の地域を取材し、都市と地方をつなぐ雑誌『TURNS』を立ち上げてきた堀口氏だからこそ語れる“リアルな地方”の姿に、会場の空気が一気に引き締まりました。

■「自分の言葉」で発信するということ
「発信は、他人に任せず“自分の言葉”で伝えることが大切。完成度の高い広告よりも、想いがこもった言葉のほうが伝わるんです。」
堀口氏は、地域で活動を続けるうえでの発信の重要性を強調。
全国各地で活躍するローカルプレイヤーの事例を多数紹介しながら、思いを形にし、地域に貢献していくための具体的な視点を共有しました。
「地方だからこそできるやり方がある。思いを地域への“投資”として形にすることが、長く続ける力になる」と語り、地域とともに歩む姿勢の大切さを伝えました。

■ 地域で生きる3つの力:「楽しむ」「覚悟」「継続」
堀口氏が繰り返し語っていたのは、「楽しむ」「覚悟」「継続」の3つ。
「地域ビジネスは華やかに見えて、実は地道なことの連続です。でも、楽しんでいる人には誰も勝てない。小さくても“自分の番”として続けることが大切です。」
その言葉には、これから地域で挑戦していく塾生たちへのエールが込められていました。

■ 塾生の声から見えた学びと気づき
講座後半では、堀口氏の話を受けて、塾生一人ひとりが感じたことや学びを共有しました。
「ストーリーを通じて伝えることの大切さを改めて感じた」
「地域の人との関係づくりには、お互いの理解と柔軟さが必要」
「楽しんでいる人には誰も勝てないという言葉が心に残った」
「まず行動してみることの大切さを学んだ」
立場や経験の違いを超え、「思いと行動で地域を動かす」という共通の学びが広がりました。

■ トークセッション:「現場に根ざす力」
トークセッションでは、地域での実践や情報発信のあり方を中心に、活発な意見交換と質疑応答が行われました。
堀口氏は、「地域ごとに課題の濃淡があり、必要性の強さが行動を生む」と述べ、 小さくても現場に根ざした実践こそが地域を動かす力になると強調しました。
また、思いを持って継続的に情報を発信することの重要性や、活動の価値を明確にして支援者を巻き込む工夫など、実践的なアドバイスも共有されました。

塾生からは「情報発信の続け方」や「事業を継続させる方法」など、実践に関する質問が多く寄せられました。
それらに対し堀口氏は、経験を踏まえながら一つひとつ丁寧に答え、
「覚悟を持って動き続けることが信頼と成果を生む」と語りました。
塾生たちは、それぞれの活動に重ねながら、今後の実践に生かそうと真剣に聞き入っていました。

■ クロージングメッセージ:「地域を好きでいること」
講座の最後に、堀口氏が語ったのは“地域と関わる原点”。
「どの地域にも魅力と課題がある。何より、自分がその地域を好きであることが出発点です。」
と話し、思いを形にし続ける行動の大切さを伝えました。

塾生からは「行動する勇気をもらった」「発信の大切さを再確認した」といった声が上がり、前向きな空気に包まれながら、それぞれの次の一歩につながる時間となりました。